自衛官として長年勤めてきたあなたが、転職を考える理由はさまざまだと思います。
家族との時間を増やしたい、より良い収入を得たい、仕事の環境を改善したいなど、多くの要因があるはずです。
しかし、転職を考えたときに最も重要なのは、自分にとって何が本当に大切かを見極めることです。本記事では、自衛官が転職を成功させるために必要な「転職軸」の決め方について詳しく解説します。
こんな人にオススメ
- 転職を考えている自衛官
- 転職後のキャリアに不安を感じている人
- 仕事内容、収入、就業環境、ワークライフバランスについて悩んでいる人
- 30代から50代の自衛官で、転職の準備を始めたいと考えている人
この記事でこんなことがわかります！
- 自分にとって最適な転職軸の見つけ方
- 転職先選びに役立つ具体的なポイント
- 転職活動をスムーズに進めるためのコツ
転職軸とは何か？
転職軸とは、転職活動を進める上で自分が「何を重視するか」を示す基準のことです。
これを明確にすることで、数多くの求人情報の中から自分に合った仕事を見つけやすくなります。例えば、仕事内容や収入、就業環境、ワークライフバランスなどが転職軸の代表例です。
仕事内容
仕事内容を転職の軸とする場合、今行っている業務とあまりかけ離れていない転職先を選ぶと良いでしょう。実はこのパターンが一番転職を実現しやすく、転職後の仕事も安定します。なぜかというと、すでに自分が経験している領域だからです。
自衛官としてのスキルや経験を活かせる仕事を求める場合、自分の得意分野や知見のある業界を転職軸に設定することが重要です。
収入
家計を支えるために収入を重視する場合、年収やボーナス、昇給の機会などを転職軸として設定することが必要です。例えば、ある自衛官は、転職後に民間企業での年収が自衛官時代よりも大幅に増加し、家族の生活水準を向上させることができました。
また、ボーナスや昇給の制度がしっかりしている企業を選ぶことで、将来的な収入の安定性も確保できます。他方で、成果報酬型の仕事を選んでしまうと、自分が思っていた以上に成果を出すことができず、年収の減少を招きかねないため、一定のリスクがあることを念頭においておきましょう。
就業環境
働きやすい環境を求める場合、職場の雰囲気や労働時間、福利厚生などを転職軸に設定することが大切です。例えば、「東京のキレイなオフィスでどうしても働きたい！」ということであれば、勤務地は東京になりますし、オフィスの充実度が重要な軸になるでしょう。あるいは、「昼食が無料！」みたいな特徴も人によっては大きな転職の軸になるかもしれません。
ワークライフバランス
家族との時間や自分の趣味を大切にしたい場合、勤務時間や休日の取りやすさ、リモートワークの可否などを転職軸に設定すると良いでしょう。リモートワークを導入している企業では、通勤時間を削減し、自宅で効率的に働くことができるため、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなります。
転職軸を決めるための自己分析
自分に合った転職軸を見つけるためには、まず自己分析を行うことが重要です。
以下のステップを参考にしてください。
過去の経験を振り返る
自衛官としての経験やスキルをリストアップし、それがどのように転職先で活かせるかを考えましょう。過去に得た知識や能力を整理することで、自分の強みを明確にすることができます。例えば、戦略的思考やリーダーシップ、問題解決能力など、自衛官時代に培ったスキルを具体的に書き出してみると良い転職軸が思い浮かぶかもしれません。
価値観を見直す
一度時間をとって、自分が何を大切にしているかを考えましょう。
仕事において譲れない価値観を明確にすることで、転職軸を設定しやすくなります。例えば、家族との時間を優先するのか、キャリアアップを目指すのかなど、自分の優先順位を見つけます。
八木の場合、「グローバルに活躍できる人材になりたい」というのが１つの大きな価値観としてあったため、最終的に外資企業を選びました。
将来の目標を設定する
転職後のキャリアプランや生活スタイルを考え、将来の目標を設定します。具体的な目標があると、転職活動もスムーズに進めることができます。例えば、とある陸上自衛官は、将来的に独立してコンサルタントとして活動することを目標に、大手コンサル会社を転職先として選びました。そこから2〜3年の経験を積むことでコンサルタントとして独立をした、なんてパターンもあります。
転職軸の決め方と具体的なステップ
転職軸を決めるためには、以下の具体的なステップを踏むことが有効です。
ステップ1: 自己分析を徹底する
まず、自分の過去の経験やスキル、価値観、将来の目標を洗い出します。これらは１枚の白い紙とペンさえあれば始めることができるのでぜひやってみてください！
この作業を通じて、自分が何を重視するかを明確にすることができます。
ステップ2: 優先順位をつける
収集した情報をもとに、自分の転職軸に照らし合わせて優先順位をつけます。
例えば、「収入」を最優先にするのか、「就業環境」を重視するのか、明確にします。
ここでしっかり優先順位をつけておかないと、条件が似たような2社から内定をもらった際に、「どっちにしようかな」という迷いを抱えることになります。そして転職したあとに「やっぱ自衛隊の方がよかったかも……」なんて後悔をすることにもなりかねません。
ステップ3: 職務経歴書を作成し、転職活動を開始する
履歴書や職務経歴書を準備し、実際に応募を開始します。
面接対策も含めて、転職活動を進めていきます。ここで優先順位を明確にしていたあなたの転職軸が重要になってきます。
例えばあなたが労働環境を転職軸にしていた場合、職場が近くで残業も少ないA社、そして、職場は遠し残業もあるけど収入が良いB社から内定をもらったとします。このとき転職軸が明確ではないと収入が良いからといった理由だけでB社を選んでしまい、「やっぱ自衛隊でよかった……」という結論になり、転職が失敗する可能性があります。
おすすめの転職軸
自衛官が転職を考える際におすすめの転職軸をいくつか紹介します。
専門性を活かす場合
自衛官として培った専門知識やスキルを活かせる職場を探すことに重点を置くパターンです。
例えば、防衛関連の企業やセキュリティ分野など、自衛官の経験が活かせる業界が「必ず」あります。幹部自衛官であれば、リスク管理や人材育成、准曹士隊員であればそれぞれの専門の業務で培ってきた専門性を発揮していくことができるので、「仕事でどんどん活躍したい！」と思っている方は仕事を転職の軸とすると良いでしょう。
安定した収入
家族を養うために安定した収入を求める自衛官にとって、収入を重視する転職軸は欠かせません。
大手企業や地方公務員など、安定した収入が期待できる職場を探しましょう。私の知り合いの自衛官は、地方公務員試験を受けて地方自治体の職員となり、安定した収入と家族との時間を手に入れています。
働きやすい環境
自衛官としての厳しい環境から一転して、働きやすい環境を求める場合、労働時間や福利厚生が整った職場を探すことが重要です。
リモートワークが可能な企業やフレックスタイム制度を導入している企業も検討すると良いでしょう。
私自身週２回のリモートワークで勤務していますが、自衛官のときと比べて明らかに働きやすくなった、と断言できます。
転職軸を基にした具体的な転職活動の進め方
転職軸が決まったら、それを基に具体的な転職活動を進めます。以下のステップを参考にしてください。
情報収集
まずは、自分の転職軸に合った求人情報を収集します。インターネットの求人サイトや転職エージェントを活用して、幅広く情報を集めましょう。例えば、自衛官の経験を活かせる防衛関連企業やセキュリティ分野の求人情報をチェックします。
応募書類の作成
転職軸を明確にした上で、履歴書や職務経歴書を作成します。自分の強みやアピールポイントを分かりやすく記載し、応募企業に対する熱意を伝えます。例えば、自衛官としてのリーダーシップや問題解決能力を強調し、自分がいかに企業に貢献できるかを具体的に説明します。
面接対策
面接では、自分の転職軸に基づいた回答を準備しておくことが重要です。企業の質問に対して、どのように自分の価値観や目標が合致するかを説明できるようにしましょう。
例えば、仕事での活躍が転職軸なら、「なぜこの企業を選んだのか」という質問に対して、「自分の経験や知見を活かすことができ、会社の発展に貢献できると考えた」という回答をすることができますよね。
おわりに
転職は人生の大きな転機です。しかし、しっかりと自分の「転職軸」を決めることで、その転機を成功へと導くことができます。本記事が、あなたの転職活動に少しでも役立つことを願っています。
転職軸を明確にして、自分に合った仕事を見つけ、新しいキャリアを築いてください！
ここまで読んだあなたに朗報です！
実際に「転職軸を決めよう！」と思っても、
「具体的に何から始めたら良いかわからない」
と感じますよね。
そんなあなたのために、豪華なプレゼントを用意しました！
八木の公式LINEアカウントに登録すると、「自衛官専用履歴書テンプレート」「自衛官専用職務経歴書テンプレート」そして、「フツーの自衛官が最短で転職を実現するための９つの秘訣」e-bookを受け取ることができます！！
これらの無料特典の配布は予告なく終了する可能性があるので、早めに受け取ってくださいね！
受け取り方
以下からLINEを登録するだけ！！
※利便性向上のため自動的に配信される仕組みにしていますが、もし来なかった場合、スタンプを送ってください！
それではまた！
