【危険】「とりまコンサル」思考停止してない?自衛隊→コンサルで成功する人VS失敗する人

はじめに

自衛隊から民間企業へ転職を考えている人の中には、「とりあえずコンサルに行けば民間のことがわかるだろう」という考え方をする人がいます。しかし、それは本当に正しい選択でしょうか?
自衛官として培った経験や能力は、コンサルタント以外にもさまざまな職業で活かせますが、「とりあえずコンサル」と思っている人は、思考停止している可能性が高いです。
何を隠そう筆者の八木も「とりあえずコンサル」と思っていた思考停止自衛官だったからです……。

本記事では、「とりあえず」の選択が持つリスクと、自分に合ったキャリアを見つけるための考え方について詳しく解説します。

こんな人にオススメ:

  • 自衛隊を退官して、次のキャリアとしてコンサルを検討している人
  • 「とりあえずコンサルに行けば、民間企業で働く経験ができる」と思っている人
  • 自分に合った民間企業の職種がわからず、迷っている30〜40代の元自衛官

この記事でこんなことがわかります!

  • 「とりあえずコンサル」はなぜ思考停止とされるのか
  • 自分に合ったキャリアを見つけるために考えるべきポイント
  • 自衛官の経験を活かせる職種の見つけ方

なぜ「とりあえずコンサル」が危険なのか

「とりあえずコンサル」という選択肢は、一見安全な道に思えるかもしれません。コンサルタントは幅広い業界で経験を積めるというイメージがあるため、民間の世界を知るには良いスタートだと思われがちです。しかし、その裏には大きなリスクがあります。

第一に、コンサルタントという職業は非常に専門的で、問題解決力や分析力、クライアント対応など、求められるスキルが非常に高いです。自衛官としてのリーダーシップや危機管理能力は確かに強みですが、それだけで通用するわけではありません。自分がどのスキルセットを持っているのか、どういった業務に適しているのかを理解せずにコンサルタントとして飛び込むと、厳しい現実に直面することに……。

第二に、転職を「とりあえず」で決めてしまうと、自分に合わない職場に入り、結果的に早期退職やキャリアの方向性を見失うことにつながりかねません。せっかくの転職が無駄にならないためにも、しっかりと自己分析を行い、慎重にキャリア選択を行う必要があります。八木は転職活動当時コンサルは落ちてしまいましたが、現職で自衛官としての経験を活かすことができているので、「コンサルに行かなくても良かったんだな……」と今は思います。


とりあえずコンサル『とりコン』で成功する人、失敗する人

「とりあえずコンサル(とりコン)」は一部の自衛官にとっては魅力的な選択肢に映りますが、全員が成功するわけではありません。ここでは、私が自衛官出身のコンサルタントに話を聞いた経験から、「とりコン」で成功する人と失敗する人の特徴を見ていきます!

成功する人の特徴:

  1. 自衛隊時代から問題意識が強く、自ら問題点を解決することが習慣になっている人
     コンサルティングは問題解決の仕事です。自衛隊での経験を生かして、常に問題に気づき、自発的に行動できる人はコンサルでも成功する傾向があります。
  2. 絶対に失敗しないように、自ら積極的に動き、必要であれば知らない関係部署の人にも質問や意見ができる人
     コンサルでは自分一人で仕事を完結させることはできません。複数のクライアントや関係者とのコミュニケーションが重要であり、困ったときに自ら動いて周囲に助けを求めることができる人は成果を上げやすいです。
  3. 「コンサルにいるのは3年」と転職する前に区切りをつけて、次の企業に転身することを厭わない人
     コンサルタントとして長期的なキャリアを描くのではなく、あくまで通過点として位置づけ、次のステージへの準備を進めている人は、キャリアをより柔軟に展開できるでしょう。

失敗する人の特徴:

  1. とりあえずコンサルに行けば民間企業がわかる、と思っている人
     民間企業の知識や経験が自動的に身につくと思い込んでいる人は、何も準備せずに飛び込んでしまい、結果的にスキル不足で苦労することになります。
  2. 企業は「即戦力」を求めているのに、「コンサルで自分の知見や能力を育てたい」と思っている人
     コンサルタントは即戦力が求められる職業です。スキルを磨く場所と考えてしまうと、企業やクライアントの期待に応えられず、早期にキャリアの壁にぶつかることになります。

自分の経験やスキルを正しく評価する方法

自分のキャリアを考える上で重要なのは、まず自分自身の経験やスキルを正しく評価することです。自衛官としての経験をどのように評価し、どの職種で活かせるかを知ることで、より自分に合ったキャリアを選ぶことができます。

例えば、リーダーシップを発揮した経験や、リスク管理に関するスキルは、必ずしもコンサルタントだけで活かせるものではありません。プロジェクトマネジメントや、企業のリスク管理部門など、他の職種でも十分に活躍できる可能性があります。


コンサル以外にもある、自衛官の経験が活かせる職種

自衛官の経験を活かせるのは、何もコンサルタントだけではありません。むしろ、あなたのスキルが最も活かされる職種は、コンサル以外に存在するかもしれません。例えば、自衛隊での組織運営や人材育成の経験は、企業の人事部門やマネジメント職において非常に役立ちます。

また、危機管理やリスク管理のスキルは、保険業界やリスクコンサルティング、さらには安全保障関連の企業でも高く評価されるでしょう。こうした選択肢を視野に入れ、自分のスキルが最も活かせる職種を見つけることが、転職成功の鍵となります。


自分に合ったキャリアパスの見つけ方

自分に合ったキャリアを見つけるためには、しっかりと自己分析を行い、将来のキャリアビジョンを描くことが必要です。自己分析の際には、以下の質問を自分に投げかけてみましょう。

  • 自分が得意とすることは何か?
  • どんな仕事をしてきたのか
  • 民間企業で活躍するために必要なスキルは何か?

これらの質問に対して具体的に答えることができれば、自分に合ったキャリアパスが見えてくるはずです。


おわりに:

「とりあえずコンサルに行く」という思考停止から抜け出し、自分に合ったキャリアを見つけることが、自衛官から民間企業へ転職する成功の鍵です。この記事を読んだことで、あなたのキャリア選択に少しでも役立つ情報を提供できたなら幸いです!

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