【例文付き】自衛官から民間転職『志望動機』どうやって書く?

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転職活動において、志望動機は非常に重要な役割を果たします。

この部分は、応募者がなぜ特定の企業に興味を持ったのか、その企業でどのように価値を提供できるかを伝える機会です。

適切に準備された志望動機は、履歴書や面接での印象を大きく左右し、採用担当者に好印象を与えることが可能となります!逆に準備ができていないと、悪い印象を与えかねません。。。

本記事では、自衛官から民間企業への転職を考える方々向けに、効果的な志望動機の構築方法、一般的な落とし穴、および面接での自己PRのコツを解説します。自衛官としてのユニークな経験を如何にして民間企業での職務に活かし、新たなキャリアを築いていくかに焦点を当てています。

こんな人にオススメ

  • 自衛官からの転職を考えているが、志望動機の書き方に不安を感じている方
  • 自衛官としてのスキルや経験をどう生かせばよいか悩んでいる方
  • 定年退官を控え、新たなキャリアを模索している自衛官

この記事でこんなことがわかります!

  1. 自衛官の経験が民間企業でどのように価値を持つのか:自衛官としての経験が民間企業でどのように活かされるか、具体例を交えて解説します。
  2. 効果的な志望動機の書き方:自衛官のバックグラウンドを活かした志望動機の書き方を学べます。この点は、面接で自己PRする際にも役立ちます。
  3. 転職面接での自己PRのコツ:面接での適切な自己PR方法を紹介し、どのように自衛官としての強みをアピールすれば良いかを解説します。

「志望動機」とは、応募先の企業でなぜ働きたいと思ったのかを示すものです。

企業の採用担当はこの志望動機を通じて、応募者の自社への関心度や理解度を評価します。

重要なのは、「なぜ多くの選択肢の中からこの企業を選んだのか」を明確にし、採用担当者にその理由を理解してもらうことです。

特に自衛隊という公務員から民間企業に転職することは、転職が一般的になった現代においてもあまり理解されないため、丁寧に説明をする必要があります。

また1つの志望動機を複数の企業に対して使い回すのは、絶対に避けましょう

特定の企業に対して独自の興味や理由を具体的に示すことが求められます。各企業について十分な調査を行い、その会社の何に魅力を感じたのかを具体的に述べましょう。

志望動機を作成する際には、実体験に基づいて具体的でオリジナルの内容を記入します。

Point1
志望するにいたった自分自身の体験を記載すること
Point2
具体的でオリジナルであること

各具体例を参照して自身の経験を効果的にアピールしましょう。

具体例

  1. 整備員からエンジニアへの転職志望動機
    「自衛隊での経験を通じ、航空機の保守・整備に関する専門的な技術を深めました。特に、貴社の技術とメンテナンスプログラムに対する深い興味を持っており、自衛隊で実践した事故ゼロを達成する安全管理手法を用いて、貴社の安全性の向上に貢献できると考えています。」
  2. 人事職から民間の人事への転職志望動機
    「自衛隊での人事経験を活かし、貴社の人事部で新たな価値を生み出したいと考えています。特に、多様性と包括性を重視する貴社の文化において、自衛隊というユニークなバックグラウンドを持つ私の経験が貴社の人材戦略の強化に寄与できると確信しています。」
  3. 補給職からサプライチェーン管理への転職志望動機
    「自衛隊での補給職としての経験を通じて、ロジスティクスとサプライチェーンの管理スキルを磨いてきました。災害派遣という特殊な状況でも、必ず物資を必要な場所に提供するという経験が、貴社のサプライチェーン部門でこれらのスキルを活かし、流通効率の改善とコスト管理の強化できるものと考えています。」
特殊な経験を民間企業で活かすのって難しい……。

NG例その1: 「御社の○○○という理念に共感しました」

多くの応募者が企業の理念に「共感した」と述べますが、この表現だけでは不十分です。共感する部分が何か、それに対する具体的な理解や共感の理由を詳しく説明しないと、表面的な印象を与えがちです。共感した具体的な点や、その理由を自分の経験や考えと結びつけて説明することが重要です。

NG例その2: 「御社のサービスは使い勝手が良く…」

製品やサービスの使い勝手を評価すること自体は悪くありませんが、それだけでは志望動機としては不十分です。なぜならこれでは、ユーザーとしての立場から出られていないためです。「使い勝手が良い」と感じた具体的な理由や、それに基づく分析や改善提案ができると、より説得力のある志望動機になります。

NG例その3: 「学ばせてください」というスタンス

実はこれ、民間企業での経験がない自衛官が一番多くやってしまう間違いです。学ぶ姿勢を示すことは重要ですが、ただ単に「教えてもらう」ことを求めるだけでは、受動的な印象を与える可能性があります。自分が持っている経験やスキルをどのように活かしながら新しいことを学びたいかを具体的に示し、能動的な学びの意欲を伝えることが望まれます。

自衛官としてのバックグラウンドは、多くの場面で価値あるものです。
この記事を参考にして、自衛官の経験を活かしながら、新たなキャリアを築いてください。

もっと具体的な事例が見たい!という方はコチラも参照してみてくださいね!

「【実録】幹部自衛官(後方)が民間転職後に活躍するためのキャリアを見つけたのでシェアしますね。」

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