この前の日曜日、家族でキャンプに行った帰りにラーメン屋に寄りました。
鶏出汁をメインにしているお店で、口コミもなかなか良いお店でした。お昼のピークを少し超えてから到着したため、少し待つだけで家族4人で入ることができました。
僕は着席するなり迷わず、こってり系のラーメンを選びました。
というのも、その店のイチオシがこってり系だったからです。他には、少しあっさりしたこってり系のラーメンや、醤油ラーメン、塩ラーメンがありました。
子供たちはそれぞれ醤油ラーメンと塩ラーメンを選び、妻と僕はこってりラーメンを注文しました。
その瞬間、ふと気づいたのは、僕はいつもラーメンを食べるとき、「そのお店の一番のオススメを選ぶ」ということでした。
なぜなら、他のメニューを試して失敗するのが怖いからです。
たかが800円や900円のラーメンなのに。
しかも気に入らなければ別の日に違うラーメンを食べれば済むのに。
失敗を恐れてその店の一番のオススメだけを選んでしまうのです。
ただ、例外があります。
それは、家の近くにある、何度も訪れている馴染みのラーメン屋だけです。そこでは、ようやく他のメニューにも挑戦する気持ちが芽生えます。
そして、この「失敗したくない」という感情が、転職活動においてはネガティブに働くことに気づきました。
ラーメン屋では一番のオススメしか選べない僕が、自衛官から外資系企業に転職するという大胆な選択をしたのは一体どういう思考回路なんだろうと、自分でも不思議に思います。確かにキャリアは上り調子ですが、同時に失敗のリスクも高まります。
でも自分なりに答えはあります。
それは、
転職活動で「何を得たいのか」を明確にしていた
からだと思います。
転職先を選ぶ際には、あなたが転職に何を求めるかで、選ぶ企業や業種が変わります。
あなたが人生で何を求めているのかが明確であれば、転職先も自ずと見えてくるでしょう。
時には転職しないという選択肢も出てくるかもしれません。
しかし、それは実際に面接を受けてみて、企業の雰囲気を感じないと分からないものです。
ラーメン屋に行ったとき、メニューを開いて店の雰囲気を感じ、お店の人のオススメを聞いて初めて何を食べるかを決めますよね。
転職でも同じで、あなたが何を求めているかが明確であれば、どんなオススメがあっても自分が本当に求めている企業を選べるかもしれません。