【失敗まっしぐら】間違った『実績』アピールをしてしまう自衛官の特徴と対策〔転職・再就職自衛官向け〕

自衛隊でのキャリアは団体行動が中心で、自分個人の功績を評価する機会が少ないと感じますよね。
それ自体は決して悪いことではありませんが、転職や再就職の際には自分が達成した具体的な成果を明確にアピールすることが求められます。
特に他人の成果や組織の成果を自分のものと勘違いしてしまうと、転職先で期待外れの結果に終わるリスクが高まります。本記事では、自衛官が陥りがちな「成果の認識ミス」と、その克服方法について解説します。


  • 自衛隊から民間企業への転職を検討している20代〜40代の方
  • 再就職を迎えて、自分の実績が民間で通用するか不安な方
  • 転職後に自分の力が発揮できず、苦しんでいる方

  • 転職時に自分の功績を正しく評価する方法
  • 自分の実績を効果的にアピールするテクニック
  • 転職後に成功を掴むための心構え

自衛官としての経験は、民間企業で活かせる貴重なスキルや知識を多く含んでいます。
しかし、自衛隊で培った経験をどのように民間の環境に適応させるかは、転職の成否を分ける重要なポイントなのに、なかなか意識できる人は多くありません。
多くの自衛官が抱える悩みの一つに、「自分のキャリアが民間でどれだけ通用するのか」という不安があります。
実際、リーダーシップや危機管理能力、マネジメントスキルなど、民間でも高く評価されるスキルを持っている自衛官は多いですが、それを効果的に伝えられないことが問題になります。

転職の際には、これらのスキルがどのように民間企業においても価値があるかを、具体的な事例や成果を通じて説明することが求められます。これらは一般的に「再現性」と言われていて、自衛官であるあなたが民間企業に行った時に、同じような成果を出すことができるか、という視点で面接官は評価しています。

同じ成果を他の場所でも「再現」できることが大事。



自分の功績を他人の成果と混同してしまうことは、転職を失敗させる大きな要因となります。
自衛隊の環境では、チーム全体の成果が重視されるため、個人の貢献度が埋もれてしまうことがよくあります。
しかし、転職市場では、自分自身がどのような具体的な成果を上げたのかを明確に説明する能力が求められます。

自衛官の多くが陥りがちなのは、チーム全体の成果をあたかも自分個人の成果であるかのように説明してしまうことです。
これは、転職先での期待値を大きく上回る形で入社してしまい、結果的にパフォーマンスが伴わず失望される原因となります。失望されるだけならまだ良いですが、最悪クビ、ということにもなりかねません。
よくありがちな間違いの具体例を挙げます。
例として、「新規装備品や新システムの部隊への導入」があります。
この手の新規装備品や新システムを導入する経験は、部隊で経験したことがある方も多いはず。

この経験をアピールしようとするとき、よくある間違いは「あたかも導入を主導したかのように書いてしまう」パターン。
「新規装備品の部隊への導入に携わった」とアピールするけれど、実は部隊への導入を受け入れるだけで、導入にあたって規則制定や手順書作成もしない人を指します。このパターンでは、純粋に「新規装備品が導入されて、使用にあたって慣熟訓練をしました」レベルであって、自ら何かを作り出すことをしないので、まさに「他人のふんどし」を借りている状態です。

この状態を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか?

まずは自分の職務内容を詳細に振り返り、どのような場面でリーダーシップを発揮したか、どのような課題に対してどのように解決策を見出したかを具体的に洗い出しましょう。

たとえば、チームの一員として達成したプロジェクトがあった場合、その中で自分が果たした役割を明確にすることが重要です。「〇〇のプロジェクトで、組織の指揮を取って成功させました」や「緊急性が求められる状況で迅速な判断を行い、〇〇の成果を達成しました」など、具体的な行動と結果をセットで説明することで、自分の貢献度を効果的にアピールできます。

さらに、自分の成果を他人の功績と区別するために、他のメンバーが行った具体的な行動と自分の行動を対比して考えることも有効です。これにより、自分がどのようにチームに影響を与え、成功を導いたのかがより明確になります。また、他人の成果を自分のものと混同しないためには、定期的に自己評価を行い、自分自身の成長や達成を記録しておくことが大切です。

特に以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  1. 具体的な数字を用いる
    成果を示す際には、可能な限り具体的な数字を用いて説明しましょう。
    「〇〇%の効率化を達成」「年間〇〇万円の予算削減を実現」など、明確な結果があることで、内容に説得力を持たせることができます。
  2. 自分の役割を明確にする
    チーム全体で達成した成果であっても、自分がどの部分を担当し、どのように貢献したかを具体的に説明しましょう。
    これにより、「どのレベル感で貢献したのか」を伝えることができます。
  3. 成功と失敗の両方を語る
    自分の成功体験だけでなく、失敗から学んだ教訓もアピールしましょう。
    これにより、自分が成長過程にあることを示すと同時に、自己改善に取り組む姿勢が評価されます。「失敗する」という経験がない場合、「うまくいかなかった」経験を入れてもOKです。

いかがでしたでしょうか。普段自分の実績や成果をアピールすることに慣れていない自衛官は、意図せず他人の結果や組織の成果をアピールしてしまいがちです。しかもこの手の間違いは自分では気付きにくので、要注意です。

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目次
1.  民間に来て分かった『自衛官は使えない』は大ウソ。
2. 【新常識】長期戦禁止!!自衛官の転職活動は「短期決戦」と心得よ。
3. 自衛官がキャリアチェンジでぶつかる3つの壁とは……?
4. 【実践!】職務経歴書作成の3ステップ
5. 面接官目線で見る「喉から手が出るほど欲しい人材」の特徴
6. 「ウソでしょ?」キャリアチェンジに必要なのは資格ではなく○◯!
7. 最大の難関!!「実績のまとめ」
8. 「まずは転職サイトに登録!」があなたの職務経歴書をダメにする理由
9. 51名の転職希望自衛官を見てわかった「キャリアチェンジに成功する自衛官×失敗する自衛官」


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