【失敗しない】自衛官転職でチェックしておきたい『求人用語』と落とし穴

自衛官から民間企業への転職は、未知のできごとに直面することがたくさんあります。求人用語もそのひとつで、「転職してみたらイメージしていた働き方と違った!」なんてことも起きる重要な要素です。
この記事では、求人用語の解説から雇用形態の違いまで、転職活動に必要な知識をわかりやすく説明し、不安を解消します。

こんな人にオススメ

  • 30代の自衛官で民間企業への転職を考えている方
  • 求人広告の専門用語に不安を感じている方
  • 雇用形態の違いがよくわからなくて、どのタイプが自分に合っているか知りたい方

この記事でこんなことがわかります!

  1. 自衛官として勤務しているとわからない求人広告に頻出する用語の意味
  2. 給与の「手取り」と「額面」の違いと、実際に手元に入る金額の把握の仕方
  3. 正社員、契約社員、派遣社員といった各雇用形態の特徴

求人用語理解の重要性

本記事では、求人広告に使われる専門用語を解説します。
「この求人良いな」と思うような求人でも実際に転職してみたら、「こんなはずじゃなかった!」とならないよう求人に使われる用語は適切に把握をしておきましょう!

「週休2日」と「完全週休2日」

自衛官でいる間は公務員なので、基本的には土日、シフト勤務者であっても週2回の休日が法的に与えられます。ですが、民間は違います。
「週休2日」は月に一度の2連休が保証されるのに対し、
「完全週休2日」は毎週2日間の休みが保証されています。

つまり「週休2日」と書かれている求人は最悪の場合、2連休は月1回だけで、あとは通常勤務、といった勤務形態もありうるのです。
この点は公務員という立場からすると、「そんな勤務あるの?」という盲点になりがちなので注意しましょう。週2回キチンと休みがほしいという人は完全週休2日制を選択すると良いでしょう。

「4週8休」と「週休2日」の違い

同じく休みの取り方でもう一つ紹介します。
それは「4週8休」です。
「4週8休」とは、4週間で8日休むシフト制度を指します。この場合、休日の取り方は変則的でシフト勤務を前提とする求人に多い傾向があります。一方、前述の「週休2日」は最低でも月に1回は2日間連続で休むことが保証されています。

「手取り」と「額面」

給与の「手取り」と「額面」の違いを理解しておくことは、給与交渉や予算計画において重要です。

「手取り」は実際に手元に入る金額を指します。

「額面」は税金や保険料を含む総支給額を指します。

額面30万円、手取り30万円、どっちが多い?

「額面30万」であれば、社会保険や税金で20%程度は引かれるものと考えましょう。つまり24〜25万円程度になります。
他方で「手取り30万円」であれば、社会保険や税金を引いたあとの金額なので、その表示通りにもらえる可能性が高いです。もともとの額面は38万円くらいと考えると良いでしょう。

いずれにせよ内定をもらうタイミングでいったん給与については確認をするタイミングを設けると、勘違いや行き違いが発生せず、転職後の勤務も安心して行えるでしょう。

「思っていた給与とちがう!」

雇用形態の違い

正社員、契約社員、派遣社員といった雇用形態にはそれぞれ特徴があります。

「正社員」とは、企業と雇用契約を結び、フルタイムで働く雇用形態です。毎月一定額の給与が継続して支払われるほか、社会保障の完備や交通費も支給され、安定して働きたい方に適しています。 よく自衛官の間では、「曹に上がれば正社員」といった言い回しがされることがありますが、まさにこれが該当します。

「契約社員」は、企業と雇用契約を結ぶのは正社員と同じですが、雇用期間が最長3年までに限られている点に違いがあります。正社員並みの待遇を得られるほか、スキルや能力を満たしている場合、無期労働契約として雇用契約されることもあります。 また正社員への登用制度がある会社は、契約社員から正社員へのチャレンジも可能です。短期間で一定の経験を積みたい方にオススメです。
注意点としては、「正社員としての勤務を希望しているのに応募してみたら実は契約社員だった」というパターンです。これは結構あるあるで、条件や就労環境がすごく良い求人によくあります。実際に私がみた求人の中でもいくつか該当する例がありました。

「派遣社員」は、企業と雇用契約を結ぶのではなく、派遣会社と雇用契約を結ぶ雇用形態です。契約社員同様に、雇用期間が定められており、期間が過ぎると退職扱いとなります。ただし、そのまま派遣会社で仕事を紹介してもらえることも多く、さまざまな施設で業務を経験することができます。

「あれ……、これ正社員面接ではない……?」

転職活動のポイントと注意事項

転職活動において重要なのは、民間企業を適切に理解することです。
適切に理解をしておくには、事前の情報収集と準備の徹底が成功への鍵となります。普段聞きなれない用語ばかりで戸惑うかもしれまんせんが、自分の希望する条件はしっかりと把握して転職活動に臨みましょう!

おわりに

このガイドが、自衛官の皆さんが転職活動を有意義に進めるための一助となれば幸いです。転職は新たな人生のスタートです。しっかりと準備をして、後悔することのなく新しい職場での成功を目指しましょう!

タイトルとURLをコピーしました