最近自衛官だったときのことについてお話をする機会がありました。
そこで話をして特に驚かれたのが、「労働時間の長さ」についてです。
まだ初級幹部の頃、
朝は6時に起きて、6時半には職場にいました。
そして、
17時に基地で夕食を食べ、23時まで働いていました。
23時20分に家に着き、
光速(誤字ではありません笑)で風呂に入り、
夜中の1時前くらいに寝る。
そんな暮らしを紹介するとみなさん一様に驚かれていました。
そりゃそうですよね。
1日しか仕事をしていないのに、16時間、つまり2日分働いているんですもん笑
でもこれを読んでいる自衛官経験のある方なら、
「あながち間違いではない」と思うはず。
まだ現役自衛官だった頃、
何かのビジネス雑誌か何かで、
「日本のサラリーマンの平均残業時間は20時間程度」
という記事を読んだことがありました。
「いやいや、ウソだろ。
何か隠れて残業しているに違いない。
計上されていない残業があるに決まっている。
20時間なんて絶対にウソだ。」
当時はそう思っていました。
ですが、民間企業に来た今なら思います。
「平均残業時間20時間は本当だった。。」と。
電通事件以降、残業時間が長い会社は敬遠されるようになりました。
そして、法令遵守の機運も高まり、労働時間の長時間化は回避すべき、という会社が非常に多くなりました。
その甲斐あってか、残業時間は法令どおり最大月45時間までに規制される、というのが一般的になりつつあります。
今のあなたが冒頭に挙げた「平均残業時間20時間」に対して、
「そんなのウソだろ!」と感じているとするなら、
すでに世の中の認識と大きくかけ離れてしまっている可能性が高いです。
ちなみに厚生労働省が2023年2月に発表した「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」では、一般労働者の月平均残業時間は「13.8時間」です。
もしあなたが同じような状況にあって、少しでも環境を変えたい、なんとかしたいと感じているなら、こちらの記事も参考にしてみて下さいね。