受講生のAさんがとある企業の面接を受けていたときの話です。
その面接でこんなことを聞かれたそうです。
面接官
「人材開発のご経験はありますか?」
人材開発というのは、企業に所属する人材のスキルや能力を上げることによって、企業のサービス向上を目指すことを指します。
Aさん
「(部下隊員の離職防止や能力向上のことが言えるかな……)」
と考え、自身の経験を話したそうです。
その話を聞いたのち、Aさんの過去の実績を知っている八木は、
「過去に実施した隊員の集合訓練の話はしましたか?アレは隊員の能力向上にかなり貢献していたと思いますが……」
と問いかけました。
そうするとAさんは「え?」という反応ののち、
「あれを話せばよかったのかー!」
とおっしゃっていました。
あるあるなのですが、面接官が使う言葉と自衛官が使う言葉は異なる場合が多いです。
また同じ言葉であったとしても、異なる意味で使用されたりします。
それを事前に把握することは極めて困難で、むしろ把握しているうちに何年も経ってしまいます笑
それを防ぐための最善最速の手段は「質問」です。
面接官が使用している言葉と自分の言葉は違うものだ、という認識の上で、こう聞きましょう。
「私は〜〜という認識なのですが、
その認識で合っていますでしょうか?」
面接官は一定以上の職位にある方たちなので、言葉の使い方には敏感です。
伝わらないことは自分の責任と感じている方が多いので、快く回答してくれますよ。
むしろこの質問に不機嫌になるようなら、そもそもその会社には入らない方が賢明です笑
あなたは「質問」できていますか?