【女性自衛官必見】子育てどうしてる?「残業多すぎ問題」転職も考えたほうが良い?

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自衛官として日々の業務に取り組む中で、残業が多くて体力的にもメンタル的にもツラいと感じたことはありませんか?特に、30代で子供を育てながら働いている女性自衛官のあなたにとって、残業が家庭生活や自身の健康に与える影響は深刻です。現在の部隊にやりがいを感じながらも、出産後も今の働き方を続けられるかどうか不安を感じている方もいらっしゃると思います。
この記事では、こうした悩みを持つ方々に向けて、そもそも残業を減らす方法と転職を考える際のポイントや労働時間の見直しについてアドバイスを提供します。

こんな人にオススメ

  • 残業が多くて体力的に限界を感じている女性自衛官
  • 結婚や出産後も現在の働き方を続けられるか不安を抱えている方
  • 子育てと仕事の両立に悩んでいる30代の女性自衛官
  • 労働時間の短縮を希望し、転職を検討している方

この記事でこんなことがわかります!

現在の残業状況がどれくらい深刻かを評価し、転職のタイミングを見極める方法
結婚や出産後にどのように仕事と家庭を両立するのか、具体的な対策
効率的な転職活動の進め方

    突然ですが、昼休みに昼寝をしている自衛官って本当に多いですよね。
    でも、そんな中、脇目もふらずに仕事をしている自衛官がいます。
    その自衛官に共通しているのは、「子供がいる女性自衛官」です。彼女たちは、夕方18時までに子供を保育園に迎えに行って、夕食の支度をして、お風呂に入れて、歯磨きをして、寝かしつけないといけないので、「昼休み」に休んでいる暇などありません。
    1日の1分1秒が貴重な時間です。始業のタイミングだって、子供を送ってから出勤するので、8時ギリギリ。そんな状況で一定の仕事を割り振られているので、効率的にならざるを得ません。
    部隊で働く女性自衛官を見て、「本当にすごいな」と僕自身感じていました。(逆に女性自衛官からは「男は昼寝ばっかりしてるけど、暇なのか?」と思われていたかもしれません。。)

    それでも、どんなに仕事が楽しくても、あまりに労働時間が長いとつらいですよね。
    働き方改革関連法により残業時間の規制は進んでいますが、その取り組み方は部隊によって異なるため、まだ長時間の残業を余儀なくされている部隊もあるでしょう。特に自衛官の業務は高いストレスと体力を要求されることが多く、特に幹部自衛官は残業が多くなる傾向があります。
    残業が長引くと、体力的な限界を超えるだけでなく、家庭生活や子育てにも影響を及ぼします。体調を崩すほどの残業は、生活全般に負担をかけるため、早急に対応が必要です。

    残業が多いと感じている女性自衛官が出産後も現在の働き方を続けるためには、働き方の見直しが必要です。特に子育てとの両立を考えると、残業が常態化している環境では厳しい状況が続きます。もちろん家庭内で夫との割り振りが柔軟にできる家庭であればいいのですが、必ずしも夫のサポートがもらえる環境ではないと思います。
    育児休暇や時短勤務制度など、部隊によっては家庭との両立をサポートする制度があるため、それらを積極的に利用することが重要です。また、労働時間の見直しや、柔軟な働き方を推進している部隊への転勤を申し出るというのも一つの方法です。

    残業が多くなってしまうシチュエーションには、主に以下のようなケースがあります。

    • 突発的な理由による残業
      突発的なトラブルや予期しない業務の増加により、残業が発生することがあります。急な対応が求められるため、通常業務の予定がずれ込んだり、プライベートの予定をキャンセルする必要が生じたりするため、ストレスや不満の原因になります。またあなたの帰りを待つ子供にも大きなストレスを与える可能性もあります。
    • 部隊の風土による残業
      日常的に残業をするのが当たり前の状態だったり、上司や先輩が残業していると帰りづらい雰囲気がある場合です。たとえ自分の仕事が終わっていても帰りづらいことや、無理やり仕事を終わらせて帰宅することに罪悪感を感じることもあります。
    • 業務量が非常に多く、慢性的に発生する残業
      仕事内容そのものの負荷が高く、日常的に多くの対応をしなければならず残業が多くなるケースです。特に幹部自衛官など、高い責任が伴うポジションでは残業が多くなることがあります。

    どの程度の残業なら許容できるかは個人差が大きいため一概には言えません。
    しかし、女性ならではのライフイベントと両立していくためには、「無理しすぎない働き方」を選ぶことが大切です。現職で長時間の残業が常態化している場合、労働基準法の改正により定められた「時間外労働の上限規制」に違反している可能性もあります。自衛隊は労働基準法の適用が除外されているため、軽視されていますが、適用が除外されているからといって、個人のプライベートまで国に捧げる必要はありません。
    現在の残業時間を計算し、労働基準法で定められている残業時間の上限「原則月45時間・年360時間」が守られていない、またはそれに近い場合は、ワーク・ライフ・バランスの観点からも転職を一つの選択肢として検討してもいいかもしれません。
    もしかすると、中には「自衛官としての経歴しかないから民間で活躍するなんてムリ」と思っている女性自衛官もいるかもしれません。ですが、八木の視点は異なります。常に主張していますが、「自衛官のキャリアは民間で通用する」というのが僕の信念です。それは男性でも女性でも変わりはありません。

    最近は女性活躍促進の流れもあり、多様な働き方を推進する企業が増えています。
    今がチャンスと捉え、より希望に合った働き方を目指して転職活動を始めるのは家族思いのあなたにとっては最適な選択になることでしょう。
    残業の多い仕事をしながら転職活動をするのは大変ですが、便利なテンプレートやツールを活用することで時間短縮が可能です。また、「一日に5件と決めて求人をチェックする」「移動時間は面接対策の動画を見る」など、できる範囲でいいので転職のための行動を毎日続けると良いでしょう。

    転職を検討する際は、具体的な残業時間の目安を決めておきましょう。
    これは単に残業時間を示すものではなく、「自分らしく働き続けることが可能な残業時間」を考えることが大切です。例えば、21時まで残業し帰宅が22時を過ぎていた場合、プライベートの時間を確保するには何時までに仕事を終える必要があるのか、家族のケアをするのなら何時までに帰宅しないといけないのか、というポイントから逆算して決めてみましょう。
    ただし、面接で残業時間の希望を「○時までには帰りたい」と伝えると、「仕事そのものよりも条件や環境面にこだわりが強い人」と捉えられる可能性があります。転職理由を説明する際には、「体調を崩した経験があるので、長く働き続けるために働き方を見直したい」「〇〇の仕事に興味があり、チャレンジしたい」など、働くことへの意欲が伝わるようにしましょう。

    残業が多く体力的に辛いと感じる自衛官の方々にとって、働き方の見直しや転職は重要な選択肢です。特に結婚や出産を控えた30代の女性自衛官にとって、家庭と仕事を両立させるためには、無理のない働き方を選ぶことが大切です。

    現在の部隊での残業状況や労働時間が、自分自身や家族に与える影響を真剣に考え、必要であれば転職を検討することが賢明です。女性の中途採用市場は活況を呈しており、多様な働き方を推進する企業も増えています。今が転職を検討する絶好のタイミングかもしれません。
    ただ「自衛官としての経験しかない自分に転職なんてできるのかな……?」という不安もありますよね。そう感じたことがある方はぜひコチラの記事も読んでみて下さいね!
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