自衛官から転職しやすい業種って?-自衛官のキャリアチェンジを成功させるための具体策とヒント-

自衛官から民間企業への転職って不安ですよね。
「自分の経歴が通用するのか?」「民間企業でうまくやっていけるのか?」「お給料を維持できるのか?」そんな悩みを抱えている方に向けて、本記事では自衛官がキャリアチェンジを成功させるための具体策とヒントを徹底解説します。
自衛官として培ってきたあなたのスキルや経験がどのように評価され、どのようにアピールすれば良いのかを具体的に紹介します。不安を解消し、新しいキャリアで成功するための一歩を踏み出しましょう。

この記事はこんなお悩みを抱えているあなたにオススメです。

  • 自衛官から転職しようと考えているけど、民間なんてムリかな、と思っている方
  • 家族のことを考えて転職を考えているけど、何から始めたら良いのかわからない方。

この記事を読むとこんなことがわかります!

  • 自衛官のキャリアは民間でも高く評価されること
  • 自衛官から民間企業への転職は可能であること
  • 実際に転職活動でやるべきこと

1. 自衛官のキャリアチェンジの現状と課題

 1-1. 自衛官がキャリアチェンジを考える理由

自衛官がキャリアチェンジを考える背景には、さまざまな要因があります。
まず、自衛官としての職務内容に不満を感じたり、頻繁に発生する転勤など、環境の変化に対する希望が大きな動機となります。また、ライフスタイルの変化も重要な要因です。結婚や子育てなど、家族構成が変わることで、より安定した職場や柔軟な働き方を求めることが増えます。さらに、年齢とともに体力的な負担が大きくなることから、より身体的に楽な仕事を求める自衛官も少なくありません。

加えて、より高い年収やキャリアアップを目指す動機もあります。自衛官としての収入や昇進の限界を感じたときに、民間企業でのキャリアチェンジが魅力的に映ることがあります。これらの理由が組み合わさり、多くの自衛官がキャリアチェンジを検討するようになります。

 1-2. 自衛官の経歴と民間企業での評価

実は、自衛官としての経歴は、多くの民間企業で高く評価されます!
これは元自衛官の私も意外だったのですが、リーダーシップ、チームワーク、規律正しい行動など、自衛官が持つスキル・経験は企業にとって非常に価値があります。
例えば、プロジェクト管理や危機管理において、自衛官の経験がそのまま活かされる場面は非常に多いです。さらに、それぞれの職種で培った経験も貴重な経験として扱われることもあります。

一方で、自衛官の経歴がどのように民間企業で評価されるかについては、不安を感じることも多いはず……。自衛隊しか経験をしておらず、民間企業での経験がない自衛官が大半なので、自身の経験やスキルのうち、どんなポイントが民間企業にとって魅力的なのかがわからないのです。

ですが、このような状況のなかでも、自分の経験がどのように転職先の業務に応用できるかを、具体的に説明する必要があります。そのため、自衛官のスキルや経験を効果的にアピールするための工夫が求められます。

例えば、リーダーシップの経験を具体的なプロジェクトや任務の事例として説明することで、企業側に自分の強みを理解してもらいやすくなります。あるいは、チームワークやコミュニケーション能力を強調することで、企業文化への適応力をアピールすることもできるでしょう。そのほか、自分の職務のなかで経験した出来事を伝えることで、より採用担当の人事に親近感を持ってもらうことができます。

 2. 自衛官にオススメの転職先

 2-1. 自衛官に向いている職種とやめておいた方が良い職業

自衛官の経験を活かせる職種は多岐にわたります。

まず、セキュリティ・リスク管理関連の職種は非常に向いています。警備会社やセキュリティコンサルタントなどでは、自衛官としての訓練や経験がそのまま役立つ場面が多いです。また、セキュリティ業界では、危機管理能力や迅速な判断力が求められるため、自衛官の特性が活かされます。

ただし、セキュリティと言っても、「警備員」はオススメしません。なぜかというと、長期的なキャリアを描きづらいからです。警備員からステップアップして管理職となる、ということもできなくはないですが、ちょっと想像しづらいですよね。生活していくのに必要なお金を得るだけであれば問題ないでしょう。
セカンドキャリアで重要なのは、自衛官としての経歴を生かしながら、民間でもキャリアを構築していくことです。その点を踏まえれば、警備員になることについてはオススメしません。

次に、物流管理の職種も自衛官に適しています。自衛隊での物資管理や輸送計画の経験は、物流業界で非常に重宝されます。物流管理者やサプライチェーンマネージャーとしてのキャリアは、自衛官にとって自然なキャリアチェンジの選択肢となります。
ただし、オススメしないのは「運輸業」、つまり運輸ドライバーになることです。さきほどの警備員と同じでコチラも長期的なキャリアを構築することが、困難な業務です。給料は良いかもしれませんが、「キャリア」という観点からはまったくオススメしません。

 3. キャリアチェンジ成功のためのステップ

 3-1. 自己分析とキャリアプランニング

キャリアチェンジを成功させるためには、まず自己分析を行い、自分の強みや興味を明確にすることが重要です。自己分析を通じて、自分がどのような価値を提供できるのか、どのような職種や業界に適しているのかを理解することができます。具体的には、過去の経験や成功体験を振り返り、自分の経験やスキル、そして強みを洗い出すことが大切です。

自己分析が終わったら、次にキャリアプランを立てましょう。キャリアプランニングでは、短期的な目標と長期的な目標を設定し、それに向けてのステップを計画します。例えば、1年後にどのような職種で働いていたいのか、5年後にどのようなキャリアを築きたいのかを考えます。また、それぞれの目標に対して、具体的な行動計画を立てることが重要です。

よくある質問として、「どうやってキャリアプランを立てたら良いかわからない」というものがあります。今まで自衛官として勤務してきたので、わからなくて当然です。考え方は2つあります。

1つはキャリアアップ、つまり昇任していくパターンです。
まず転職後は自衛隊以外でのキャリアをスタートさせ、5年後に管理職になりたいといったパターンです。

もう1つはキャリアの充実、つまり色んな経験をするパターンです。
まず転職後は自衛隊以外でのキャリアをスタートさせ、5年後に関連する部署に異動して経験値を積むといったパターンです。

これはあなたの好みなので、どちらを採用しても良いと思いますし、一度考えたあとに変更することだって何ら問題はありません。

キャリアプランを立てる際には、自分のスキルや経験を最大限に活かせる職種や業界を選ぶことがポイントです。また、転職市場の動向や求人情報を調査し、自分に合った企業や職種を見つけることも大切です。

 3-2. 転職活動の進め方とポイント

転職活動では、履歴書や職務経歴書の作成に力を入れましょう。
特に職務経歴書は転職活動の「生命線」と言っても過言ではありません。自分の経歴やスキルを分かりやすく、具体的に記載することが大切です。
特に、自衛官としての経験をどのように民間企業で活かせるのかを明確に伝えることが重要です。例えば、リーダーシップやプロジェクト管理の経験を具体的な事例として説明することで民間でも活躍できる人材だということをアピールすることができます。

そして、書類ができたら、転職サイトの活用やエージェントの利用を検討しましょう。
転職サイトには多くの求人情報が掲載されており、自分に合った求人を見つけることができます。また、エージェントを利用することで、転職活動のプロフェッショナルからのアドバイスやサポートを受けることができます。

面接対策も転職活動の重要なポイントです。面接では、自分の強みや経験を効果的にアピールすることが求められます。模擬面接を行い、自己PRや志望動機を練り直すことで、本番の面接に備えましょう。また、面接でのマナーや服装にも気を配り、第一印象を良くすることが大切です。最近はオンラインで行われることが多いので、使用されるツールも面接前に使っておくと良いでしょう。

 4. 自衛官のキャリアチェンジにおける不安と対策

 4-1. 自分の経歴が通用するかの不安を解消する方法

自衛官の経歴が民間企業で通用するかどうかについて、不安を感じることは少なくありません。これを解消するためには、自分の経験やスキルを具体的に説明することが重要です。職務経歴書の作成を行うなかで、あなた自身がどのような経験をしてきたのかを明確にしましょう。そうすると、「こんなに大きな仕事をしてきたのか」「みんなに貢献することができた」という自己効力感を得ることができます。

例えば、過去のプロジェクト管理やリーダーシップの経験を振り返り、具体的なエピソードとして語り、どのようにそれが民間企業で役立つかを説明しましょう。

また、職務経歴書や面接でのアピールポイントを明確にすることも大切です。自分の強みや成功体験を具体的に示すことで、企業側に自分の価値を理解してもらいやすくなります。さらに、自衛官としてのスキルや経験を活かせる職種や業界を選ぶことで、不安を軽減することができます。

もう一つの方法として、同じようにキャリアチェンジを成功させた先輩自衛官の事例を参考にすることがあります。成功事例を知ることで、自分のキャリアチェンジに対する自信を持つことができます。

 4-2. 民間企業で成功するためのマインドセット

民間企業で成功するためには、柔軟な思考や新しい環境に適応する力が必要です。自衛官としての規律やチームワークの経験は大きな強みですが、民間企業ではさらに柔軟性や創造性が求められることがあります。これに対応するためには、自己成長を続ける意欲を持ち続けることが大切です。

また、失敗を恐れずに挑戦する姿勢も重要です。
新しい環境では、初めての経験や未知の課題に直面することが多くなります。これらを乗り越えるためには、ポジティブなマインドセットを持ち続け、常に学び続ける姿勢が求められます。自己啓発やスキルアップを積極的に行い、自分の市場価値を高める努力を続けましょう。
自衛隊では必要なスキルや能力は、自衛隊がお金を払って講習などを行なってくれていました。ですが、民間ではそういった講習や研修が全てカバーされるわけではありません。あなた自身が必要なスキルや能力を開発していく必要があるのです。

 5. 自衛官がキャリアチェンジで年収を上げる方法

 5-1. 転職先の選び方と交渉術

キャリアチェンジを成功させ、年収を上げるためには、転職先の選び方が重要です。まず、自分のスキルや経験を最大限に活かせる企業を選びましょう。例えば、セキュリティ関連の企業や物流管理の企業は、自衛隊で経験した業務の経験を評価する傾向があります。また、成長が見込まれる業界や企業を選ぶことで、将来的なキャリアアップのチャンスも増えます。

実際の年収交渉の際には、自分の価値を正確に伝えることが重要です。自分のスキルや経験を具体的な成果として示し、企業に対してどのように貢献できるかを説明しましょう。また、同業種や同職種の平均年収を調査し、自分の希望年収を設定することも大切です。さらに、年収だけでなく、福利厚生や昇進の機会など、総合的な条件を考慮して交渉を進めましょう。

 5-2. キャリアアップを目指すためのスキルアップ方法

新しい職場でキャリアアップを目指すためには、継続的なスキルアップが必要です。まず、業界の最新動向や技術を学ぶために、資格取得やセミナー参加を検討しましょう。例えば、セキュリティ関連の資格やプロジェクト管理の資格が重宝されます。また、オンラインコースやウェビナーを活用して、自分のスキルを磨くことも効果的です。一部のセミナーなどは無料であったり、安い金額で開催しているものもあるため、そういった機会をどんどん活用しましょう。

さらに、実務経験を積むことも重要です。新しい職場で積極的にプロジェクトに参加し、実際の業務を通じてスキルを向上させましょう。また、上司や同僚からのフィードバックを受け入れ、自己改善を続ける姿勢が求められます。定期的に自己評価を行い、目標を設定して達成することで、自分の成長を実感することができます。

ネットワーキング、いわゆる人脈構築もキャリアアップに役立ちます。業界の専門家や同業者との交流を通じて、新しい知識や情報を得ることができます。また、メンターを見つけることで、キャリアの方向性やスキルアップのアドバイスを受けることができます。積極的にネットワーキングの機会を活用し、自分のキャリアを築いていきましょう。

 6. 実際の成功事例とインタビュー

 6-1. 自衛官からキャリアチェンジした成功者の共通点

ここでは実際に自衛官からキャリアチェンジに成功した具体例を紹介します。私の個人的な知り合いを通じて、キャリアチェンジに成功した元自衛官7名に話を伺ってきました。

彼らの経歴はこんな感じです。

陸自→外資コンサルタント
陸自→総合コンサルタント
陸自→大手電力会社
空自→NEC
空自→国内大手航空会社総合職

陸自からコンサルタントにキャリアチェンジをした2名の方は、入隊当時から民間への憧れがあったものの、一歩を踏み出せずにいたとのことです。それでも、何とかその憧れを形にしようと思って、転職活動を始めたとおっしゃっていました。
コンサルタント一本で転職活動を行い、なんとか今のポストで内定をもらったとのことです。

陸自から大手電力会社に行かれた方は、陸幕で勤務したあと、陸自の働き方には限界を感じていました。陸自でつちかったリスク管理能力を意識して、転職活動を始められたとのことでした。ご自身も「自衛隊から電力会社?」という点に驚いたそうなのですが、仕事の内容はピッタリだった、とおっしゃっていました!

そして空自からNECに転職された方は、周りの同期が転職をしたのをきっかけに、「自分でもできるかもしれない」と思って転職活動を始めたそうです。「実際にできるかどうかはわからなかったけど、やってみたら案外できた」とおっしゃっていたのが印象的でした。

最後に空自から国内大手航空会社総合職に転職された方。
この方は社会人になる前から航空業界に憧れがあって、採用広告を目にし、即座に応募したということでした。募集していた業種が、たまたまご自身が自衛隊で実施していた業務と同じ内容であったことから親和性が高いと判断したそうです。

コンサルタントや人事、リスク管理等、転職後のキャリアは様々です。
ですが、転職活動をつうじて、年収を上げ、残業時間を減らし、家族との時間を増加させた元自衛官たちは、みんな共通して「自分自身の自衛官としての経験を活かした」というところが共通していました。食っていくスキルや能力がないと言われがちな自衛隊ですが、そんな逆境の中からでも、自衛隊で培ったスキルや経験を伝えることで、皆が憧れるような転職を実現されています。

彼らの成功の秘訣は、実はカンタンで、「自分の強みを理解し、それを転職先でどのように活かせるかを明確にした」ことだけなんです。

おわりに

自衛官からのキャリアチェンジは、民間企業での成功に向けて多くの不安や課題がありますが、適切な準備と戦略で乗り越えることができます。この記事では、自衛官がキャリアチェンジを成功させるための具体策とヒントを紹介しました。
まず、自衛官としての経験やスキルは、多くの企業で高く評価されるため、自信を持って転職活動に臨むことが重要です。自己分析を通じて自分の強みを理解し、適切なキャリアプランを立てることで、目標を明確にし、効率的な転職活動が可能となります。

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